食品工場ナリアちゃんのつぶやき

 毎日ライン製造されてくるお弁当を眺めていて、なぜスーパーのお弁当って、30年くらい前からこう対して変わり映えのないみな同じような価格帯、同じような内容のものばかり作り続けているのだろう。

 企画をしている人が時代変化に追いつけず、色々アップデートされてないからではないのか。同じ原料を同じメーカーと結託して、昔のまま同じように大量に仕入れて大量につくる。商品に魅力がないので売れ残り、大幅に値引きをしなければ売り場で大量廃棄になる。

 

 沢山の日本語も通じないスタッフを大量に導入し、現場の指導もおろそかになるし、時間も守られず、安全や清潔の観念も乏しい人も多い中、効率は悪くなるばかりで一向に改善されていかない。

 ただ、4ヶ国のスタッフがいるためそれぞれ各国チームがいい意味でスピード感や盛り付けの正確さを競争するミニオリンピック会場のようになっているのは良い点?ではある。

 

 せっかく4ヶ国のさまざまな食文化を持った人々が集まっているのだから、やる気のあるスタッフにはもっと日本語や日本食文化を勉強してもらえる機会をつくればよいと思う。

 そして、自国の食文化や日本で代用できる食材などを逆に教えてもらい、新しいグローバルな視点で魅力あるメニュー開発などにあたって貰えばよいのになと思う。

 

 ちょっとずつ、洗い物など一緒にしながら彼女らと話をする機会があれば是非訊いてみたい、いま一番興味あるところは昨日、何食べたの?である。

 この間はインド料理とネパール料理の違いについて教えてもらい楽しかった。少しずつ、ちゃんとメモしていきたいと思っている。